DupCheck 重複検査
Version2.8
Copyright(C) Seraphy 1999/9..2000/6..2002/1,2008/9
本ドキュメントは、DupCheckのセットアップとともに配布されたドキュメントです。
このドキュメントが対象とするバージョンはDupCheck Ver2.8 です。
プロジェクト・ホーム
最新のリリースなどのDupCheckの開発状況は、http://sourceforge.jp/projects/dupcheck/ を参照してください。
はじめに
DupCheckは重複している可能性の高いファイルを探し出すソフトウェアです。
応用すれば重複していないファイルだけを表示することもできます。
重複しているかどうかの判定に、ファイル名、拡張子、ファイルサイズ、更新日付、ファイルのCRC16の組み合わせを用いることができます。
また重複判定後に完全一致の検査を行うこともできます。
検査結果に対してマークをつけることで、それらに対して削除や移動などの操作を行うことができます。
動作環境
以下の環境での動作が想定されています。
OS
以下のいずれかのOSで動作します。
- Windows 2000 Professional (Service Pack4以降)
- Windows XP Professional (Service Pack2以降)
- Windows XP Home (Service Pack2以降)
- Windows Vista (Service Pack1以降) (※ Ultimateでのみ確認)
追加のコンポーネント
msiインストーラを用いる場合、実行時にWindows2000/XP/Vistaのいずれかであることがチェックされ、
該当しない場合はインストールは中断されます。
使用上の注意
- DupCheckは基本的にはファイルを走査し読み込み検査するだけですが、検査中はファイルアクセスを繰り返します。
DupCheckを使用する前に他のアプリケーションを閉じてから実行することをお勧めします。
- CRC16による検査を行う場合にはファイルが読み込み可能でなければなりません。
排他ロックされた状態であったり読み込み権限がない場合はCRC16は検査できません。
- DupCheckはファイル単位で検査しますので、データが複数のファイルから構成されるようなものは検査できません。
アーカイブファイル、画像ファイル等、人間の見た目には見分けがつかなくともデータとしては異なる場合が多々あります。
たとえば、圧縮率の違う同一画像などです。これらはDupCheckでは同一ファイルであると識別できません。
- Windows2000/XP/VistaのNTFSではファイルには複数のストリームをもち、ファイルに対する補助的な情報を格納することができますが、
DupCheckで判断できるのは通常のストリームのみです。
ver2.8固有の注意事項について
DupCheckは、ver2.7を2002年に修正して以来、ながらく変更されていませんでした。
久しぶりの修正となったVer2.8はWindows XP(Pro/Home SP2)/Vista(SP1)で動作しますが、Win9xの名残により内部的にMBCSのAPIを使っているため、ファイル名はSJISで表現できるものでないかぎり扱うことはできません。
(VistaではUnicodeサロゲートペアを使ったファイルもありえますが、DupCheckではパス名を正しく取得できません。??のような化け文字となるためファイル操作やCRCチェックができません。)
ver2.8ではVista対応のためにWinHelpをHtmlHelpに変更するなどの若干の修正や、いくつかの要望事項と不具合の修正を行っています。
ver2.8以降はWindowsXP/Vistaのみをサポートします。(Unicode化すれば2003、2008Serverも対応となると思います。)
かわりにWin9xのサポートは終了しました。
外部DLL、ActiveXについて
「作成日/属性」検査項目は、これはユーザー定義DLLの作成例のものです。
ただし、ユーザー定義DLLはXP/VistaのUnicode対応のためにインターフェイスを変更する予定がありますので、ご注意ください。
また、ver2.8のバイナリ配布ではVisual Studio 2008のC++(MFC)でコンパイルされているため、おそらく、従来のVC5/6時代でコンパイルされたDLLとは互換性がありません。
Visual Studio 2008でリコンパイルする必要があると考えられます。
ファイルの情報で画像を表示するためには、Seraphyの別のフリーウェアである「ImgClassing2x」がインストールされている必要がありますが、
ImgClassing2xはXP/Vistaでは動作しないので、よってDupCheckでは画像を表示することは現状できません。(将来的には別の方法で画像を表示できるようにする予定です。)
ライセンスと使用許諾条件
本アプリケーションは、フリーウェアです。GNU General Public License Version 2(GNU GPL v2)に従います。
誰でも自由に無償で利用いただくことができます。再配布の制限はありません。
ただし、本アプリケーションを修正した場合には修正されたアプリケーションも同じ条件(GPLv2)にしたがってください。
本アプリケーションは完全に無保証です。本アプリケーションを使用した、いかなる結果についても作者および再配布者は責任を負いません。
最終利用者自身の責任の範囲においてご利用ください。
DupCheckの著作権はseraphyにあります。
インストールとアンインストール
DupCheckSetupセットアップファイルの入手
SourceForge.jpのdupcheckプロジェクトのリリースファイルから、最新のセットアップファイルを取得します。
セットアップファイルのファイル名は「DupCheckSetup.msi」となっています。
Windows Installerの準備
DupCheckのセットアップファイルはWindows標準のmsiファイルです。
インストーラを実行するためには、Windows Installer 3.0が必要です。Windows Updateもしくはマイクロソフトのサイトからダウンロードしてください。
インストール
以前のバージョンをインストールしていた場合は、先にアンインストールしてください。(以前のバージョンはインストーラは存在しなかったため、手作業で削除してください。)
セットアップを実行することでインストール、アンインストールを実行できます。
DupCheckはレジストリを使用していません。ただし、ユーザー別の設定情報はユーザープロファイル下に配置されます。(下記アンインストール項目を参照)
アンインストール
アンインストールする場合、コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」(この名称はOSによって若干異なります。)から通常のアプリケーションと同様にアンインストーラを起動できます。
DupCheckはレジストリを使用していませんが、ユーザー別の設定情報をユーザープロファイル下に配置しています。
これはアンインストーラによって自動的に削除されないため、気になるようであれば手作業で削除してください。
この設定ファイルは、たとえばVistaであれば以下のような場所にあります。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\seraphyware\dupcheck
更新履歴
- Ver2.8(2008/9)では、いくつかの要望事項の反映、不具合の修正が行われています。
- WindowsXP/Vistaでの動作を確認しました。ただし、Win9x対応の名残によりUnicodeファイル名には対応していません。Win9xは対応外となりました。
- Vistaでもヘルプファイルが開けるように、WinHelpを廃止しHtmlHelpに変更しました。また、あわせてコンテキストメニューを廃止しました。
- フォルダ名の末尾が0x5cであるような(たとえば「表」)場合に検索できなかった問題を修正しました。
- スナップショットを保存できるようになりました。これにより固定フォルダに対する検索を省略することが可能になります。
- パスをクリップボードにコピーする機能を追加しました。
- 拡張子なしのファイルも検索対象にできるように、標準のフィルタパターンを「*.*」ではなく「*」に変更しました。(「*.*」というパターンは拡張子が必須となります。)
- 重複条件、検索フォルダ、ファイル名パターンなどをユーザー別の設定ファイルとして記憶するようになりました。
- Ver2.7(2002/1)では従来、ファイルをメモリに全て読込んでからCRC6を計算していた方式を改め、すこしづつファイルを読みながらCRC16を計算させています。そのためVer2.6では計算できなかった大きなファイルも従来よりも速く計算できるようになりました。パフォーマンスの調整は設定ファイルで行うことができます。
- Ver2.6(2000/6)では大きなサイズ(数百メガ)のファイルをCRC16検査しようとするとアプリケーションエラーが発生した問題を解決しています。詳しくは使い方をご覧ください。
- Ver2.5では空のフォルダを指定した場合に検査中と認識する単純なバグを修正したほか、ファイルをドロップしたときにESCキーで停止できるようにしました。Windows2000でサポートされる、あたらしいフォルダ選択ダイアログに対応しています。
- Ver2.4では従来のサム値のかわりにCRC16の計算を行うようにしました。ファイル読み込みを一括読み込みに変更した結果、サム値の計算よりもCRC16の計算のほうが速いかもしれません。サムネイル表示をImgClassing2xのものを流用するように改めた。バイナリ表示を可能にした。
- Ver2.3ではワイルドカードの処理の改善とディレクトリ指定による一括マーク時の誤認を修正しました。また従来はフォルダのドロップは拒絶されましたが、今回からフォルダのドロップも受け入れるようになりました。(ただし、中止ができません。)同一ファイルを重複検査させた場合に表示されていた警告はうっとおしいのと初心者が勘違いしやすいらしいことが判明したので削除しました。レポートは重複ファイルが多数にわたった場合に処理が重くなる、あるいはWindows98では開けなくなる、などの問題があることからファイルに保存する方式に改めました。削除マークのついたファイルの移動機能で移動先のフォルダをつくれるように改善しました。おまけで現在までの検査ファイル数と作成されたインデックス数(その差が重複候補数)を表示するようにしました。付け焼刃みたいなものなんでカウントが狂うことがあるかもしれません。
- Ver2.2より、検索フィルタにワイルドカードによる複数のフィルタ指定ができるようになった。また、重複条件に新たに「定義1」〜「定義3」というユーザー作成DLLの呼び出し機能をつけた。
- Ver2.1より重複条件に「拡張子」と「作成日」を追加。連続して完全比較する機能を追加。オペレーターがファイルをマークして作業できるようにユーザーインターフェイスを改良した。
- Ver2.0よりメニューを改変した。メニュー改変にともないツール機能として、重複検査結果から特定フォルダ以下に含まれるファイルを削除する機能、および重複したファイルから、それぞれ1つを抜き出してコピーする機能を追加した。